古民家をリノベーションして終の棲家に
薪ストーブとステンドグラスが映える空間
- 場所愛知県一宮市
- 家族構成夫婦
- 築年数87年
- リフォーム面積150.77㎡
- 工期10カ月
この建物はM様の奥様のお父様が昭和7年に建築され、奥様が幼少期に過ごされた思い出がいっぱい詰まった建物でした。
この大切な建物をリノベーションという形で、M様ご夫婦の終の棲家として残していきたいというお話をお聞きし、M様に喜んでいただけるよう家づくりにのぞみました。
やはり築87年の建物ということで、玉石基礎や構造躯体は大丈夫だろうかと、耐震を心配していらっしゃったので、基礎は玉石基礎をベタ基礎に、建物の建て起こしや耐震補強をしっかり施工しました。
M様の旦那様は「薪ストーブを入れたい」「本が沢山あるから書庫が欲しい」奥様は「ステンドグラスの工房が欲しい」「元々あった木製建具をリメイクして使いたい」など、こだわりや夢を沢山持って見えました。
大黒柱や厚鴨居を見せた古民家ならではの味わい深い空間の中に、薪ストーブや奥様手づくりのステンドグラス照明が映える素敵な建物になりました。
【BEFORE】外観(南側)
【AFTER】外壁の南側は左官塗り壁、玄関入口には、腰板と丸太梁を入れ明るく落ち着いた外観に。
【BEFORE】外観(北側)
【AFTER】北側はガルバリウム鋼鈑を張り、サッシは全て断熱性に優れた樹脂サッシに替えました。
【BEFORE】玄関
【AFTER】玄関に入ると、奥様手づくりのステンドグラスをはめ込んだ木製建具が神秘的な雰囲気を醸し出しています。
【BEFORE】玄関
【AFTER】玄関を明るくするために、天井の素材を替えすっきりと。
【BEFORE】居間
【AFTER】和室2間をつなげ広々としたリビングに
【AFTER】床材にはナラ、大工さん手づくり家具や木製建具は杉の無垢板で作り、自然の色合いを生かした空間に。
【BEFORE】洋室
【AFTER】玄関からステンドグラスの光が差し込み、ブックラックのあるキッチン。
【BEFORE】トイレ
【AFTER】手洗いカウンターのあるオシャレなトイレ
【AFTER】3帖もある洗面脱衣室には、使い勝手も考えて洗面台や脱衣棚を作りました。
【AFTER】欄間、建具、畳はそのままに、生まれ変わった上品な和室
【AFTER】元々はお風呂のあった場所。ステンドグラスの工房として明るく楽しい空間に。
【AFTER】沢山の書籍を並べることができる書庫