築90年の蔵をグランドピアノが主役の音楽室に
開放的なスペースで趣味に没頭
- 場所岐阜県可児市
- 家族構成 夫婦 +子ども1人
- 築年数90年
- リフォーム面積30㎡
- 工期1.5カ月
T様は、50代の頃からピアノを本格的にはじめ、教室に通ったり、自宅でアップライトピアノを弾いたりと、趣味を楽しんでみえました。ピアノや他の楽器を奏でるスペースが欲しいと相談いただき、敷地内に新しい建物を建てるのではなく、既存の蔵を活かしたリノベーションの提案をさせていただきました。土間部分には防湿コンクリートを打設し、既存の木部の劣化箇所を補修しました。床はナラの無垢フローリングを張り、壁は漆喰を塗り替え、天井は既存の板を磨いて利用しました。2階の床は半分ほど撤去し、吹抜け空間と階段スペースにしました。築90年程の蔵がおしゃれに生まれ変わり、T様も驚きを隠せない様子で大変喜んでいただけました。念願だったグランドピアノを購入され、クラリネットやトランペット、ギターと一緒に、毎日演奏を楽しんでいらっしゃるそうです。
【BEFORE】外観
【AFTER】ドアと窓以外はほとんどそのまま活かした、築90年の趣ある佇まい
【AFTER】木目が印象的な機密性の高い造作ドアに
【BEFORE】蔵の1階
【AFTER】コンサートホールのようなおしゃれな空間
【AFTER】昔ながらの蔵の壁は分厚く、防音効果があり、気兼ねなく演奏を楽しめます
【BEFORE】蔵の2階へ上がるためのハシゴ
【AFTER】2階につながる開放的なオープン階段を新設
【BEFORE】蔵の1階
【AFTER】既存の天井の半分を取り除き、吹抜けにすることで開放的で明るい空間に
【BEFORE】蔵の2階
【AFTER】2階のフリースペースで、演奏の合間に、ご夫婦で優雅にコーヒータイムも
【BEFORE】蔵の2階
【AFTER】余裕のある新設した階段の上り口
【AFTER】既存の梁はそのまま活かし、光の角度調整ができるスポットライトを組み合わせました
【AFTER】既存の構造躯体や金物をそのままに、歴史が感じられるインテリア的な使い方を