昭和感が残る落ち着きのある木の住まい
奥様こだわりの家具が主役な部屋づくり
- 場所岐阜県土岐市
- 家族構成夫婦 + 子ども1人
- 築年数50年
- リフォーム面積92.40㎡
- 工期4.5カ月
現在お住いの築50年のご自宅をリノベーション。ご夫婦が希望されていたのは、現状の暮らしをより良いものとするためと、自分たちの好きな家具が主役になる部屋づくりでした。リノベーションは住みながらの工事となったため、プランの段階から仮設キッチンも含めた工事提案をさせて頂き、着工に至りました。T様は、工事中の過程を見ながら棟梁や業者さんと直接お話ししたり、棟梁が家具の大きさに合わせて加工した板を現場において確認したりと、現場で一緒に家造りを進めていただきました。奥様こだわりのインテリアで遊牧民が手織りした高級な敷物「ギャッベ」は、広々とした玄関ホールに敷いて活かすことができました。間取りとしては大きい変化はありませんが、要所に家具やインテリアが光るスペースを設けたり、縁側部分の仕切りを撤去して明かり取り入れたり、既存の2階建て住宅との接続部の段差もできるだけ今回の工事で解消できるようにと、細部までこだわった安心な明るく楽しいリノベーション工事で大満足していただきました。
【BEFORE】外観
【AFTER】玄関部分の外壁を、内側に引っ込めて新たに設け、屋根下のポーチを広くとり雨に濡れない工夫をしました。サイディング張りの既存外壁は、全体的に着色塗装しキレイになりました。
【BEFORE】事務所→玄関
【AFTER】元々道路に面した事務所だった部屋を玄関に。裏玄関で使用していた比較的新しい玄関戸や縁側の壁についていた照明、既存の木製建具を移設して再利用したり、靴を履かずに下駄箱まで行けるように、現場で棟梁がスノコを提案し作ってくれたりと、暮らしのアイデアがいっぱいです。奥様お気に入りのギャッベと下駄箱が活かされた広々玄関になりました。
【BEFORE】ダイニングキッチン
【AFTER】キッチンの床はクッションフロアー、ダイニングの床にはナラフローリングを張り、暮らしに合わせた素材選びで快適に。
【AFTER】キッチンはくるみの木を使ったオーダーキッチン。キッチンと合わせたくるみで作業台を造作。
【AFTER】奥様こだわりの家具や新たに大工造作した家具がバランスよく配置されたハイセンスなLDK
【BEFORE】縁側
【AFTER】縁側とLDKの間仕切りを撤去し、掃き出し窓からの光を採り入れ明るく広い空間になりました。
【BEFORE】和室①
【AFTER】仏間と床の間を新設し、窓も内窓と窓取替で断熱性をアップした、居心地のいい和室になりました。
【BEFORE】和室②
【AFTER】既存の和室を旦那様が広々と使える書斎に。元々の床の間部分にカウンターを取り付け、壁には使いやすさを重視した有孔ボード張りと くすんだブルー色の塗り壁にして落ち着きのあるコーナーに。収納の襖もシンプルなデザインで新しく作りました。
【AFTER】大工造作した収納力抜群の本棚は、本好きの旦那様のお気に入りです。
【BEFORE】裏玄関→勝手口
【AFTER】土間だった場所を勝手口とフローリング張りのホールに。下駄箱を造作して収納力をアップ。
【AFTER】元々外に置いていた資源ゴミの置き場所も、勝手口に設けることで家事ラク動線に。奥様が購入された硝子がはめ込まれた小窓も明かるくおしゃれ。
【BEFORE】トイレ
【AFTER】旦那様がチョイスされたかわいい花柄のクッションフロアーとシックな壁紙が絶妙なバランスでゆっくり落ち着けるトイレに。
【AFTER】トイレ横の手洗いは、深いので使い勝手もバッチリなサンワカンパニーのフッカ45。奥様チョイスのアンティークの鏡や照明は、さり気なくインテリアが引き立つように取り付け高さや位置にもこだわりました。