高山へ研修に行ってきました!
10月で40期を迎えた弘栄工務店
「モノづくり」という原点に返るべく、高山へ研修に行ってきました!
今回は日本の木工文化を支えている家具製作会社をまわり、家具生産の技術、歴史などを学んできました!
飛騨産業
リビングや寝室などの生活シーンを提案する家具館やアウトレット館を見学させていただきました
来年8月に創業100周年を迎える飛騨産業と隈研吾のコラボモデル「クマヒダ」も展示してありました
一体化した椅子の前脚・肘・背のパーツがもつ膨らみのある形状が、『柔らかさ』『軽やかさ』を感じさせます
家具も建築も、視覚的なモノ以上に触覚的なところで人間に響くモノが長く残っていくだろうと隈氏
スマホの普及により最近はなんでもビジュアルが重視されがちな気がしますが、暮らしに寄り添うモノを作る私たちはこのような本質を追求していかなくてはいけないと強く感じました…!
柏木工
在庫を一切持たない完全受注生産の工場を見学させていただきました
トヨタ生産方式を取り入れ、無駄をなくし、多種少量・短納期・高品質というニーズに応えています
曲木を取り入れた家具は、飛騨家具の特徴のひとつ
この椅子の背板は、蒸気で蒸し、型にはめ込み曲げた状態で乾燥させているものです
一枚の板を曲げることで木目が通り強度の強い材となります。
塗装ラインにはひとつひとつ形の違う椅子が流れてきます
完全受注生産だからこそ見られる光景でした(^^♪ なんだか可愛い
キタニ
北欧のデザイナーとパートナーシップを結び、名作家具の製作ライセンスを持つ家具屋です
設立当初は高齢者福祉施設向け家具の受注と生産を行っていましたが、福祉施設家具は北欧の輸入品家具がほとんどで、洗練されたデザイン・作りを真似するのは難しかったそうです。そこでデンマークへ福施設家具を学びに研修へ。デンマークの高齢者施設へ訪れると、ホールには機械のような介護用の家具ではなく、施設利用者それぞれが持ち寄った名作家具が置いてあったそうです。
北欧の人たちは本当に気に入ったものだけを厳選し、時間をかけながら家具や暮らしの道具を揃えていきます
そんな北欧の暮らしや名作家具のストーリーを聞きながらギャラリーを見学させてもらいました
各々、気になる椅子に座りながら担当の方のお話を聞いていました
こちらは有名なハンス・J・ウェグナー デザインのチャイニーズチェアと中国の椅子(写真左の大きな椅子)
ウェグナーはこのような中国の椅子にインスピレーションを受け、リデザインを繰り返し自分の家具のスタイルを確立していきました
分かりやすい展示で椅子の博物館のようでした!
機能、デザイン、素材など良いものを残し、さらにブラッシュアップしていく北欧のデザイナーたちのように、弘栄工務店も創業当時から大事にしている理念を貫き、現代の暮らしに寄り添える家造りを行っていきたいと思います!
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