- 完成・お引き渡し
築30年・不便解消して和モダンに/竣工
可児市内でリノベーション工事をさせていただきましたF様邸が完成しました。
築30年のご自宅の1階部分を、生活スタイルに寄り添い間取りをガラッと変える、今年の6月から約4か月の工事でした。
不便だったところの解消、「こんな暮らしをしたい」という思いをたくさんお話いただき、好みのインテリアイメージに合わせた間取りや造りを考え、提案をいたしました。
テーマは、
「和モダンな上質ホテルのような空間で、足腰が不自由になっても暮らしやすい住まい」
①和室が2部屋続いていたところを寝室と洋室に
【before】書院づくりの床の間、広縁、仏間のある本格的な和室でしたが、普段はあまり使いませんでした
【After】明るく、木のぬくもりあふれる、アールの壁が特徴的な寝室に
既存の和室書院にあった花模様の欄間を活かしたヘッドボードデザインにしました。
タモ材で作った安定感のある飾り棚とちょっとした書き物などできるカウンターデスクです。
以前の立派な和室は普段使わない部屋を、断熱効果の高い大きな窓に替え庭も眺められる毎日使う寝室に。
ベッドに合わせた間取りや内装で、R壁の対面はテレビボードも作りました。
床材は、ヒヤッと感が少ない国産松、天井はぎふ県産材の杉で、いずれも無垢材です。
②キッチンと洗面脱衣室・浴室を入れ替えて配置し、LDKが明るく1つの空間に
【Before】リビング
【After】天井と床に木を張り、明るくスッキリとしたリビングに
リビングに使いたいソファーに合わせ、リビングの造作テレビボードを着色しました。
対面のキッチンに変更し、ダイニングカウンターをつくりました。
お二人暮らしなので、場所を取らないカウンターで並んでお食事するように、立派な一枚板を入れました。
リビングダイニングキッチンの床は、傷に強くて明るい色のサクラの無垢材です。
③LDKに面した小上がり和室をフラットに
【Before】
【After】段差を解消し、一枚板のカウンターを造作
以前は、小上がり和室でしたが、和の趣は残しつつ、明るくLDKと一体感のあるお部屋になりました。
元々あった収納部分は、使い勝手の悪い天袋部分をなくしました。収納の中も杉無垢材を使用しています。
収納扉は、寝室のRの飾り棚部分のアクセントクロスと同じものを使い、家中に統一感があるように意識しました。
④部分的に増築してトイレと洗面台に
【After】手すりを付け、将来的にも使いやすいトイレ
奥にカウンターのあるゆったりとしたトイレの手前側入り口を引き戸にすると、メーカー既製品の手すりが付かない問題。でも、しっかりとした手すりを付けておいた方が後々のことを考えると必要!何とか、しっかりとしたそしてかっこよく手すりを付けたい一心で、初現場担当(普段は設計部)岩井とベテラン営業加藤と青木棟梁のコラボで生み出された、北山杉の磨き丸太を使用した手すりが付きました!
トイレの手前には一品物の手洗い鉢を使用した造作洗面台、竹を使った棚と照明で素敵な雰囲気になりました。
⑤スッキリと使い勝手の良い玄関
【Before】
【After】手すりを付けて上がりやすい玄関に
スノコも作成じ、段差を小さく、楽に上がっていただけるようにしました。
写真左側、竹の手すりとスノコ側から開ける普段使いの靴を入れる下駄箱。
右側は大容量の収納になっています。
大工さんをはじめ多くの職人さんの素晴らしい手仕事で明るく素敵なお住まいへと変わりました!
リノベーションをしたことで、木の香りのする明るいお部屋、部屋同士が繋がって広く使っていただける空間になりました。お客様にも大変お喜びいただけました。
暮らし方や住まう人の変化によって住みよく変えていくことも長く快適に住んでいただくために大切なことです。お困りなことがございましたら、些細なことでも私たちにご相談いただければ幸いです。
設計(現場)担当 岩井
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