長期優良住宅化リフォームで安心・安全な暮らし
耐震補強や断熱改修で建物の性能をアップ
- 場所愛知県江南市
- 家族構成夫婦 + 子ども1人
- 築年数33年
- リフォーム面積194.19㎡
- 工期6カ月
現在他県にお住いのN様は、地元に帰って生活をするために、中古物件付の土地を購入されました。最初は既存の建物を壊して新築する予定でしたが、別荘として使われていた建物だったので、躯体の状況や間取りの確認をした時にとても状態が良かったことと、3年前に取り替えたばかりのキッチンやユニットバスを再利用できることを想定した総予算も考慮して、リノベーションすることを決意されました。リノベーションでも安心・安全な暮らしを実現するために、構造躯体の耐震補強はもちろん外壁や窓の断熱改修も施しました。また、1階部分だけで生活が完結できるようにLDKや水回りに加えて寝室や子供部屋を設け、こだわりの大工造作家具も随所に取り入れた、家族の気配が感じられる空間が出来上がりました。
※長期優良住宅化リフォーム推進事業…既存住宅の性能向上や子育てしやすい環境等の整備に資する優良なリフォームを支援する事業
【BEFORE】外観
【AFTER】建物の屋根瓦は塗装を施し、外壁は左官塗り壁とガルバリウム鋼板張りにし、外構もやり替えて、和モダン風に全体を統一しました
【AFTER】玄関:大工造作下駄箱や天井材、ベンチ、飾り棚、木製建具など、無垢材をふんだんに使った落ち着きのある和の空間に
【AFTER】下駄箱の側面にはスリッパが収納できるスペースも
【BEFORE】キッチン
【AFTER】キッチン:既存のキッチンを移設して再利用
【AFTER】食器家電収納のレイアウトは、奥様が使いやすいように現場打ち合わせで決めました
【AFTER】小物やかごを置いて使いやすく
【BEFORE】ダイニング
【AFTER】ダイニング:キッチンカウンターやダイニングテーブルは大工さんが細部ぬまでこだわった造作品。広めの窓からウッドデッキにつながり空間を広く使うことも
【BEFORE】リビング
【AFTER】重厚感のあるテレビカウンターがリビングを引き立てています
【AFTER】リビングの天井を撤去して、杉板で化粧巻きした既存の梁を見せた高さのある吹抜けに
【AFTER】和室と広縁をアールの垂れ壁で仕切り上品な和の空間に
【AFTER】広縁の床には杉のなぐり板を張り、天井には勾配なりに竿を入れた杉板張りにすることで趣のある空間に
【AFTER】広縁の奥に水屋を造作
【BEFORE】トイレ
【AFTER】階段の下をうまく利用した和の雰囲気漂うトイレ
【AFTER】陶器の手洗い鉢を収めた手洗いカウンター
【AFTER】元々和室だった部屋を子供部屋に。春には庭の桜が望めます
【AFTER】新たに作ったリビングとつながる吹抜けの手摺にカウンターを設け、家族の気配が感じられる場所に
【AFTER】棚やパイプを取付け、たっぷり収納できるウォークイングローゼット