
和ヴィンテージな家で住み継ぐ 着色した梁やリメイク家具が素敵
- 場所
- 岐阜県可児市
- 家族構成
- 両親+子
- 築年数
- 40年
- リフォーム面積
- 97.71㎡(29.50坪)
- 工期
- 6か月

既存の葦簀天井とアール壁の飾り棚で和の雰囲気に
玄関入るとすぐアール壁と飾り床がお出迎え 棟梁と職人の技術で、アール壁の延長のラインまで美しく仕上がりました! 既存の葦簀天井は残し、床は300角のタイルで仕上げ、懐かさのある和風な玄関になりました。

既存の和室と広縁が、広々と明るいLDKに
もともと南側の日当りの良い場所にあった和室と広縁が、広々と明るいLDKに生まれ変わりました。 既存のフラット天井を取り壊し、表しになった既存の梁を着色して踏み天井にしたことで、天井高も少し高くなり開放的な空間になりました。

棟梁が桐箪笥をリメイクしたTVカウンター
当初からこの箪笥を活用したいと考えてみえたお客様が棟梁と一緒に考え、足場板と箪笥を組み合わせた唯一無二のTVカウンターになりました。 内部はお客様の趣味のレコードが入るように深く作り、倒れないように仕切りの棒も取り付けていただきました。

食器家電収納はアイアン+木でヴィンテージ風に
キッチンはカウンター越しにダイニング・リビングを見渡すことができる対面キッチンになりました。 食器家電収納はお客様のこだわりや持ち物に合わせて、アイアンと木を組み合わせてデザインしました。 壁紙の色との相性も素敵です。

車いすでの生活や動線を考慮した洗面脱衣室
洗面脱衣室はもともと2帖の広さでしたが、車いすでの生活や動線を考慮して、高さが変えられる収納棚を取り付けた3帖の広々とした洗面脱衣室になりました。 奥の引戸を開けるとキッチンにつながり、「水回りを新しくして回遊できる動線にしたい」というご要望が叶いました。
住み慣れたご自宅を住み継ぐために、「和ビンテージな家」にリノベーション。40 年前に建築されたご自宅はしっかりとした構造材でとても丁寧な仕事でつくられていました。改築を考えられたのは、「水回りを新しくし回遊できる動線にしたい、家族が集うLDK を明るくしたい、便利に使える収納がほしい、年齢を重ねた先も安心して暮らしたい」という思いからでした。1 階の間取りは大きく変え、元々の和の趣を生かしつつも好みの和ヴィンテージデザインに。2 階の部屋は、これまで隠れていた構造材を表しにして開放的な空間に。暮らしに合わせた間取りはもちろん、テレビボードや食器家電収納などの造作家具や、その他の収納内部までこだわり、お好みや持ち物のサイズに合わせ造作しています。コストをあげない工夫も随所にしつつ断熱性能や耐震性能もしっかりと上げ、無垢の木をふんだんに使った体や心にやさしい家へと劇的変化しました。