“思い出”と共に猫と暮らす。 新旧共存するこだわりの住まい
- 場所
- 岐阜県多治見市
- 家族構成
- 夫婦+子ども1人+猫2匹
- 築年数
- 34年
- リフォーム面積
- 117.59㎡
- 工期
- 5ヵ月
壁や建具を取り除き開放感のあるLDKに。
ダイニングの床はタイル貼り、壁はアクセントでグレーの塗壁。少しインダストリアルな雰囲気を醸し出します。窓は新しい断熱性能高いものに交換。
日当たり抜群のフリーコーナー
仕切り窓でやんわりと分けられた空間。奥様がご自分で壁の漆喰をコテで塗りました。
造作のキャットタワー
キッチンに壁にはキャットタワーを設置。ここから2階の廊下へと繋がっています。丸太は既存の和室の絞り丸太を再利用し、爪とぎ用に麻紐を巻きつけました。
祖母の床板と古い建具から抜き取った貴重な組子を組み込んだ襖
和室は畳の張替、木部の色と壁の塗替をしました。新しく設けた飾り床と吊押入も違和感なく馴染んでいます。
ロフト付きの洋室
憧れの勾配天井と秘密基地のようなﾛﾌﾄ。照明は大きめで北欧な雰囲気。
『亡くなった祖母の蔵の物を使いたい』 リノベーションへの想いを伺った際、最初に出てきた言葉でした。古い思い出の品と新しいものをミックスしながら、こだわりの詰まった空間を作りたいとのことで、ご自分でスケッチブックにイラストを描き思いを伝えて下さり、奥様のこだわりがたっぷり詰まった家となりました。祖母の古い建具は建具職人の手により見事甦り、他にも余った床板や組子、硝子、欄間を家中に組み込みました。また、家族の一員である猫２匹のための仕掛けや空間づくりが実現できました。さらに、家自体の断熱性能・耐震性能もしっかり高め、大切な思い出と共に末永く安心して暮らせる家になりました。